AirTariff 旅MEMO

~ずっと何かを探して~ 旅行記や飛行機搭乗の記録など

JAL始発便は着陸、ANAは目的地変更(ダイバート)

以前、以下のような記事を書きました。

airtariff.hateblo.jp

このときは、JALが引き返し、ANAは着陸といった具合だったのですが、逆のパターンがありました。JALが着陸、ANAは諦めて目的地変更(ダイバート)です。

今朝12/4の高松空港。濃い霧が立ち込めていたようで、高松・岡山が条件付き運航となっておりました。岡山は両社とも着陸できたものの・・・

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ANAは2、3周して諦めて伊丹へ。その頃、JALは諦めずに待ってはアプローチを続けています。

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その結果、JALは着陸できました!待った甲斐がありましたね。おそらくですが、地上で霧が晴れそうなのを、運行管理者か、地上係員との連携で情報を握っていたのでしょう。情報戦ではJALのほうが強いようです。

さて、このときに、JALは「羽田へ引き返す可能性があります」、ANAは「大阪伊丹空港へ変更となるか、引き返す可能性があります」という案内でした。一見、引き換えしたほうがダメージが大きいように見えますが、今回のような天候起因の場合、鉄道や飛行機のような「旅客運送約款」的には目的地まで運送できなかったことのほうがダメージが大きくなります。具体的には、大阪で降ろしてしまうと、「羽田から高松まで運ぶ約束を守れなかった」ということになります。そのため、大阪から目的地・高松までの他の方法による移動を補償しなければなりません(おそらく一万円+α程度支払われたのだと思われます)。一方で、引き返しの場合、戻ってきたということになりますので、次の便への振替またはキャンセル料無料という対応となり、お詫びのランチ代くらい出しても、会社的には「キャッシュアウトを最小限に抑えられる」ということになります。ただ、経営的には後者があるべき姿ですが、場所にもよりますが、比較的近い場所に目的地変更してもらうほうがありがたい場合もありますので、一長一短というところでしょうか。確実に言えることは「重要な予定がある場合は、条件付き運航を避けたほうが良さそう」ということでしょうか。